2014年02月22日

キツネの嫁入り

2月17日付ブログでキツネの嫁入りのことを書きましたが、
フランスでも同じような表現があり、「悪魔が娘を結婚させる」
 というそうです。
今にも雨が降り出しそうな黒い雲の間から、太陽の光が
射している様を表わしており、フランス語では、”Le Diable
 marie sa fille"と言います。

                   (2014年2月22日)
posted by yoko at 03:52| フランス語

2014年02月17日

Speakons français ! (フランス語を話そう!)

2月14日付のRFI(Radio France Internationale)が
発表したニュース”Speakons français ! (フランス語を
話そう!)”について一筆。

これは視聴者からアイデアを募る一種のゲーム番組ですが、
ニュースを要約すると、『フランス語に入っている数多い英語
や仏製英語を、あなたならフランス語でどう表現しますか? 
優秀表現には、賞品が授与され、番組"Danse des mots"
で放送されます。』

そもそもSpeakons 自体が英語とフランス語ののチャンポン、
和声ならぬ仏製英語です(またはその逆です。)
このような英語化現象をanglicismeと呼んだり、英仏
チャンポンのフランス語をfranglais と呼んだりしています。

押し寄せる英語の氾濫に歯止めをかけることができるのか?
いずれにしても実にフランスらしい番組だと思います。

参考に上がっている単語には
Airbag     Big bang   Blacklister   Blog     Booster  
Borderline   Briefing / debriefing      Coach     
Deadline    Deal    DJ   Fast food       Flyer  
Follower     等々です。
これ、日本語に置き換えるのもなかなか難しいですね。

原文を引用しておきます。
Speakons français !
C’est le jeu que vous propose RFI pour inventer
 un français joyeux et innovant.
En s’amusant, en tendant l’oreille, en réfléchisー
sant et en parlant avec des amis, on peut trouver
une foule d’équivalents français aux expressions
anglaises qui virevoltent dans la langue
d’aujourd’hui : de quoi donner l’envie à ceux qui
utilisent des anglicismes ou parlent le ≪ franglais ≫ 
d'imaginer des expressions plus pittoresques !

Soyez inventifs, soyez audacieux, soyez spirituels
et beaux parleurs !

Jouez avec nous et proposez nous des équivalences
 pour un mot ou plusieurs, selon votre inspiration.
Les meilleures trouvailles, sélectionnées par RFI,
seront présentées à l’antenne, dans la Danse des 
Mots, tous les jours du 17 au 23 mars 2014 pour
la semaine de la langue française.

(RFI Culture より引用)
下はこのニュースのサイト
http://www.rfi.fr/static/speakons-html/bouton.jpg


写真は上記のニュースとは関係ありませrん。
CIMG8826.JPG

                (2014年2月17日YM記)



posted by yoko at 13:06| フランス語

2012年05月15日

C'est cool

フランス語には、英語と同じ言葉でありながら、意味が異なる
ものがあります。たとえばpasserです。 英語のpassは、試験に
合格するの意味で使われていますが、フランス語のpasserは
受験するの意味になります。J’ai passé un examen” と
言うと、「私は受験した」という意味で、合格したかどうか
に触れていません。

フランス語で「私は試験に合格した」というのは、
”J’ai réussi a un examen”となります。
(またはJ’ai réussi un examenなどの同義の表現。)

Coolもそのひとつです。日本語で「彼はクールね」というと、
通常冷静で涼しげな感じの人のことを意味しますが、
フランス語で “Il est cool”,というと、リラックスしている人、
または感じがいい人(sympatique)の意味になります。
この「リラックスした」というのは、肩の力がぬけている、
というニュアンスに近いでしょう。

もともとクールは英語起源の言葉で、1950年代末か
1960年代始めにフランスに入って来ました。ロベールの仏々
辞書によると、calme et détendu (落ち着き、リラックス
している)とあります。
たとえば、Cool Papa (パパ、落ち着いて。)

くだけた表現なので、日常会話ではしょっちゅう出てきます。
それだけに筆者も最初は「何故こんなところにクールが
出てくるのだろう?」と、とまどったことがあります。
20年程前は確かに「リラックスしている」という意味で使われて
いることが多かったけれど、現在では、ほとんどの場合、感じが
いい(sympa)やかっこいいの意味で使われているようです。


ある受講生が、「彼は冷たい」と言おうとして、"Il est cool"
と言いました。これでは「彼は感じがいい」という、ほとんど
眞逆の意味になります。

このように日本人の持つクールというイメージは、フランス語の
クールにはとは異なります。

デクヴェルトではpasserやcool のようによく出現するが、
日仏で異なる意味に使われている言葉を「要注意語彙」の
中に入れています。

ところで、現在マンガやアニメなどのクリエイティヴ産業や、
料理や武道などの伝統文化、さらに日本のあらゆる文化を
海外に輸出促進しようとするCool Japan 政策が推進されて
いますが、このクールは、もっと後になって生まれた概念です。

語源的には1990年代半ばにイギリスのブレア内閣が推進した
クール・ブリタニアがもととなり、その後2002年にアメリカの
Douglas McGrayの“Japan’s Gross National Cool”
の記事に出現し、確立してきたようです。
(Japan’s Gross National Product”(日本の国民総生産)の
最後を“Cool”で置き換えているのがかっこいいですね。)

「クール」の「かっこいい」という意味も、その頃市民権を
得たのではないかと思います。

                   (2012年5月15日)
posted by yoko at 14:26| フランス語