イヴァンさんの講演会、非常に密度が高く感銘を受けました。
2時間半、猛スピートで絵を描きながら話続けてくださったおかげで、最終作品だけでなく、一つのモチーフから別の物
2時間半、猛スピートで絵を描きながら話続けてくださったおかげで、最終作品だけでなく、一つのモチーフから別の物
が生まれる過程を見ることもできたし、同時にあっというような素材が作品に使われていることも発見しました。
内容は、芸術家としての歩み、コンセプト、仕事に対する姿勢・仕事の仕方、作品の制作法などに渡りました。
Observer la nature (自然の観察)
(*自然だけでなく人や物も含めてすべての観察)
Jouer avec tout (遊び)
Exagérer (誇張)
Etre en mouvement (行動)
Essayer (トライすること)
Humour (ユーモア)
『先ずは観察・次に遊び心』 とイヴァンさんは言います。
イヴァンさんがスケッチしているところを見ていると、泉のように湧いてくるアイデアを、自由自在に絵にしているよう
に見えました。しかし、その根底にはしっかりとした観察があったわけです。
左の顔は知識に基づいて描かれた顔、分割がきちんとしている。
右は自分の感性で描いた顔
妖怪TOKK
写真上は阪急電車沿線に出没すると言われる妖怪TOKK.。
基になっているのは、阪急電鉄が無料で配布しているTOKK という情報紙です。
これをごみと考えるかアイデアの源と考えるかは本人次第のようです。
基になっているのは、阪急電鉄が無料で配布しているTOKK という情報紙です。
これをごみと考えるかアイデアの源と考えるかは本人次第のようです。
すべてOK −制限など無い
素材、描く場所、道具、形や色、すべてOKです。何を使って描いてもいいし、どんなものでもカンバスになり得ます。靴の裏、人の指紋、クーラーの空気孔、どんなモチーフでも絵になるし、紙、壁、天井、写真フィルム、なんでもカンバスとして使えることを作家は実際に見せてくれました。
究極の、そして何とおおらかな自由!
「人は比較しなくなった時、存在する」 ivan さんの言葉より。
(後半に続く A suivre)
(2017/05/30)