2016年07月22日

2016−7月のワイン会

7月18日(祭日)は「ワインに親しむ会」を行いました。
試飲アイテムは7〜8種類、
スパークリングワイン、シャンパーニュに始まり、赤はブルゴーニュ・アルザス・ボルドーです。
このあたりまでは予定どおりのおいしさでした。


今回は熟成したワインのおいしさを味わってもらいたいと思い、2008年のアルザス、ピノ・ノワール、2005年の
ボルドー、デザート用の日本のアイスワイン(2003年)をリストに入れました。
アルザス( Clos Saint Landelin – 2008 年)は丁度飲み頃になっていて、自称『あまりワインを飲めない』人たちにも好評でした。逆にボルド―の赤はまだ若すぎるくらいでした。

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もうひとつすばぬけていたのが、日本の小布施ワイナリーのアイスワイン、2003年です。
やや濃いめの琥珀色、とろりとした蜂蜜のような口当たり、
時と共に味わいに深みが増し、頑張って作ったブルーチーズのムースによく合いました。
まさに機(期)が熟したのでしょう。
これは数年前にある優秀なソムリエさんから頂き、開ける機会を待っていたワインでしたが、さすがに期待を大幅に上回るおいしさでした。

(写真下:オブセワイナリーのアイスワイン2003)
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予定に入っていなかったシェリー酒 (マンサリーニャ)も、
とんでもない保管の仕方をしていたにもかかわらず、大変おいしくなっていました。
もともと残り少なかったのを、みんなで仲良く取り合いました。いえ、分かち合いました。


そして最後は...  もう1本あけるかどうか微妙なところだったので、少し迷いましたが、結局はビールを開けました。
頂きもののフランスビールで、これもずっと冷蔵庫で出番を待っていた一品です。名前は"La Choue"、 私も初めての出会いでした。
番外編とお考えください。

  (写真下:話題のビール”La Choue)
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以上、フルコースのラインアップになりました。
ビールをリストに入れてもいいかどうか悩んだ末、7〜8種類というあいまいな表現でとめておくことにします。

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ワイン会の楽しさは、コミニケーションにあります。
昨年も同じ時期にワイン会を行ったので、その時の言葉をそのまま引用します。

『ワインは食事のお供として、楽しく飲むのが一番です。
「私は飲めない」と言っていた人がワイン会でおかわりしたり、
「ワインは受けつけけない。」と言っていた友人が、時間を
かけながらも、ほぼ1本飲み干した時は、ホスト側としては本当に嬉しいものです。ホスト冥利に尽きると同時に、ワインは文化だと感じる一瞬です。』


確かに仲間と一緒だと、食もワインも進みます。
会話も同じで、心の鎧をはずし、ワインを飲みながら人と話をすると、話も進みます(その時は特定の人とだけでなく、いろんな人と話をしてください)。特にヴァーチャル世代の人たちには、ぜひ会話のキャッチボールを楽しんもらいたいです。 言葉はことだま − 言葉が行き交うと心が行き交い、そこにあたたかい磁場(空気)が生まれてきます。このあたたかさを感じること、とても大切なんですね。

  
  (22-07-2016)
posted by yoko at 10:52|