2015年7月4日、シャンパーニュとブルゴーニュが、ユネスコの
世界遺産に登録されたと発表されました。
正確にはこの名誉は、「17世紀冒頭から19世記の産業化
時代にかけて、瓶内二次発酵による発泡ワインの製造法を
発達させた、シャンパーニュのcoteaux, maisons,
caves (葡萄を栽培している丘、シャンパンハウス、 地下の
ワイン蔵)」 に授けられました。
(写真出典: Le Monde)
ブルゴーニュについては、全域ではなく、ディジョンの南の
Côte de Nuits (コート・ド・ ニュイ)とBeaune(ボーヌ)
の限定されたぶどう畑と、クリマと呼ばれるぶどう畑のシス
テムが認められました。
日本語文に対応するフランス語の記事もアップしておきます。
Les coteaux, maisons et caves de Champagne
correspondent aux ≪ lieux où fut développée
la méthode d’élaboration des vins effervescents,
grâce à la seconde fermentation en bouteille,
depuis ses débuts au XVIIe siècle jusqu'à son
industrialisation précoce au XIXe siècle ≫,
explique l’Unesco.
Beaune et Dijon récompensés
Les ≪ climats ≫ du vignoble de Bourgogne sont,
Les ≪ climats ≫ du vignoble de Bourgogne sont,
eux, ≪ des parcelles de vignes précisément
délimitées sur les pentes de la côte de Nuits et
de Beaune, au sud de Dijon ≫, précise l’organi-
sation. Ces parcelles donnent chacune un caractère
unique au vin.
後書き:
これでユネスコの世界遺産に認定されたフランスのワイン
産地は、ボルドーのサンテミリオン(St-Emilion, Bordeaux)と
合わせて三か所になります。
「瓶内二次発酵とは何?」とか、「クリマとは?」というかたは、
ぜひデクヴェルトのワイン会にご参加ください。
ちなみに瓶内二次発酵とは、シャンパーニュの製法のことで
文字通り一端アルコール度数の低いワインを作り、さらに
それを瓶に移し, 発酵させることです。
デクヴェルトでは、ワインの話はもちろんのこと、ワインに
関連する歴史や文化の話をしながら、飲み比べをします。
ワインは食事のお供として、楽しく飲むのが一番です。
「私は飲めない」と言っていた人がワイン会でおかわりしたり、
「ワインは受けつけけない。」と言っていた友人が、時間を
「ワインは受けつけけない。」と言っていた友人が、時間を
かけながらも、ほぼ1本飲み干した時は、ホスト側としては、
本当に嬉しいものです。ホスト冥利に尽きると同時に、
ワインは文化だと感じる一瞬です。
(この記事は、2015年7月9日付Face book に投稿した
記事を編集したものです。)
(2015年9月3日YM)