現在「ピカソと戦争展」が、パリ7区にあるアンヴァリッドの軍事博物館で開催されています(2019年4月5日から7月28日まで)。
Exposition - Picasso et la Guerre se tient actuellement en France :
Date : du 5 avril (aujourd'hui !) au 28 juillet 2019.
Musée de l'Armée, 129 Rue Grenelle Paris 7ème.
(写真上はパリで開催中の「ピカソと戦争展」の模様
同センター写真)
これを機に、RFI (Radio France Internationale)が、「何故ピカソはゲルニカを描いたのか」をテーマに動画を作製しました。そのサイトは次のとおりです。
x ゲルニカ(ソフィア王妃芸術センター所蔵)
『ゲルニカは平和のシンボルである
Guernica - un symbole pour la paix.
1937年4月26日、フランコ将軍を応援するナチス・ドイツの空軍機がゲルニカを無差別爆撃し、数千人ともいわれる市民や子供たちの命を奪った。
丁度パリ万国博のための壁画を構想中だったピカソはこの知らせに深い衝撃を受け、数日後に「ゲルニカ」を描き始め、ほぼ1か月で描き上げた。『ゲルニカは戦士を描いた絵ではなく、死と生に向かい合う一般の市民を描いた絵です。戦争や死によって破壊された生命、戦争に翻弄される人々の悲劇を表しています。ゲルニカは戦争やファシズムに対抗する平和のシンボルです。』と関係者は語っています。
折しも神戸では映画「ヒトラーVS ピカソ」が上映中です。イタリア・フランス・ドイツ合作の2018年の映画で、梅田、神戸、京都で公開されています(神戸は5月9日まで、その後は継続上映されるかどうかは未定)。
世界中が荒れ、揺れている最近、世界の平和を考え直す時が来ているのでしょうか。
(2019年4月26日 –フランス語教室Découverte)