2018年11月28日

今日のシャンソン/Chanson du jour

じゃIl est cinq heures Paris 
朝5時、パリは目覚める

早朝のパリの日常の情景を描いじゃジャック・ドュトロンのこのシャンソン、1968年の発表ですが今だに心に残るものがあり、本日のシャンソン講座でとりあげます。
Cette chanson de J. Lanzman et Dutronc écrite en 1968 reste encore dans notre cœur. Lors de notre cours de chanson d'aujoud'hui, nous allons suivre les scènes de la vie quotodiennes parisiennes décrites dans la chanson.

(シャンソンの一部より/Extrait de la chason)

Le café est dans les tasses
Les cafés nettoient leurs glaces
Et sur le boulevard Montparnasse
La gare n'est plus qu'une carcasse

La Tour Eiffel a froid aux pieds
L'Arc de Triomphe est ranimé
Et l'Obélisque est bien dressé
Entre la nuit et la journée

Il est cinq heures
Paris s'éveille
Paris s'éveille

コーヒーがカップにはいる
カフェは窓を磨く
モンパルナス通りでは
駅はまるで残骸

エッフェル搭の足元は冷えている
凱旋門が活気づく
オベリスクはしゃんと立っている
夜と昼の間に

朝5時
パリは目覚める
パリは目覚める


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モンパルナス駅


(Ecole Découverte - le 28 novembre 2018)




posted by yoko at 08:20| シャンソン

2018年11月24日

能楽師をたずねて/Visite chez un maître de Nô

2018年11月21日、フランス人アーティストIvan Sigg (イバン・シグさん)を始め友人たちと、能楽師吉井基晴先生のお稽古場を訪れました。

吉井先生は重要無形文化財総合指定されておられる能楽師であり、Ivan さんもまた、Wikipediaにも名前の出ている第一線で活躍中のアーティスト。同時に小説家でもあり戯曲作家でもあるので、どういう展開になるか大変楽しみでした。

お話は、能の原点である前身から成立過程、足利義満将軍に見込まれ幕府おかかえの演劇となった安定期、明治時代から現在の状況までと広きにわたりました。

興味深かったのは、能楽は決して固定した古典演劇ではなく、たえず刷新しながら変遷してきたという点です。新作も出ています。最近では『水の輪』という環境問題を取り上げたものや臓器移植に関するもの、東北の震災に関するものなど、新作能が出ているとのことです。ニュース性に驚くばかりです。

能面:ざくっと受け売りすると、
1. 獅子口 (中国の架空の獅子)
2. 大べし見(天狗の面)
3. しかみ (鬼の面 -男の鬼)
4. 猩々 (お酒の妖精 猩々の面)

目に金色が入った面は、この世のものではないキャラクターの時に使われます。獅子口は中国の想像上の獅子で、使用演目は『石橋(しゃっきょう)』、大べし見と呼ばれる天狗の面は、鞍馬天狗など天狗さん用、しかみという鬼の面は『土蜘蛛』や『紅葉狩』などの妖怪に使われ、猩々はその名のとおり、お酒の妖精猩々がつける面です。面はおもてと読み、『つける』『かける』というそうです。

獅子口、天狗、般若.jpg
(写真上)
下段右端:(1)獅子口、
下段左端:(2)天狗の面(口が一文字)
上段は般若(女の鬼−角があるのは女性の鬼だけ)
および女性の面
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写真上は(3)しかみ(男の鬼)
写真下は(4)酒の妖精猩々
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(1)から(4)の面はすべて五番目(切能ともよばれる)、即ち 人間以外の異類が登場するカテゴリーに属します。いわば私たちはこの日は妖怪の世界を心地よく漂っていたことになります。(般若と女性の面は他のカテゴリーにはいります。)


あとは割愛しますが、女性の般若面でも、悲しみや喜びの表情が出せるとのことです。置いてある時には無表情ですが、吉井先生が面を手にし、少し傾けると、確かに面の表情が変わります。驚きの発見でした。
(表情の変化が出せる面はやはりうまいつくり手さんの手になるもので、しろうとだとなかなかそこまでいかないそうです。)

そのあと緻密な仕事がほどこされた能衣装や扇を拝見しました。扇にも意味があり、たとえば平家物語を基に書かれた「屋島」では、勝ち戦を牛耳る源義経の持つ扇には朝日が、負け戦側の平家側が持つ扇には夕日が描かれています。見事な全体の統一性にうなりました。
最後に先生が仕舞を舞ってくださいました。

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源氏の朝日と平家の夕日.jpg
 (写真上:源氏の朝日、平家の夕日の扇)

この世界、「いとおもしろく、深くして」、まことに興味尽きない世界です。

最後に写真を提供してくださった皆様、ありがとうございました。

(Ecole de français Découverte - 23-11-2018)




posted by yoko at 04:15| デクヴェルト広場

2018年11月21日

第6回シャンソン講座/6ème cours de chanson française  


次回のシャンソン講座(正式名はシャンソンで学ぶ発音講座)は、11月28日() 15時15分に開始します。

Le prochain cours de chanson française est prévu pour le 28 novembre à 15h15.

    

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取り上げるシャンソンはまだ決まっていませんが、下の候補を考えています。

Nous allons étudier parmi une ou deux parmi les chansons mentionnées ci-dessous.

・Il est cinq heures Paris s’éveille 時、パリは目覚める
・Douce nuit, sainte nuit (きよしこの夜)
・Chevalier de la table ronde (飲み歌から円卓の騎士)


この講座はどなたでもご参加iいただけます。興味ある方、お気軽にお出でください。ただ資料準備のため事前にご連絡いただけるとありがたいです。
Tel : 0798-38-5700  E-mai : info@decouverte.jp

(Ecole de français Découverte - le 21 novembre 2018)




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posted by yoko at 03:21| シャンソン

2018年11月07日

2018年11月・12月の特別講座・イベントのお知らせ


ご報告:第5回シャンソン講座(正式名称はシャンソンで学ぶ発音講座)は、2018年10月30日、とびいり特別ゲストのJean-Paul さんと優美子さんご夫妻を迎え、楽しく終わりました。 
また11月3日の土曜サロン − 「日仏に見る仕事の価値観」は、その歴史的な変遷を探り、充実した話し合いができました。新しい参加者も迎え、今後は一段と内容の濃いものになることが期待されます。


本年11月と12月の特別講座やイベントの日程をとりあえずお知らせします。内容の詳細については追ってご案内いたします。
・シャンソ講座 2018年11月28日(水)15h15
・土曜サロン 2018年12月8日 (土) 13H30   
  (テーマ:仕事の価値観 続き)
・ 年末食事会 2018年12月16日(日) ランチ

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(2018-11-07 Ecole de français Découverte)




posted by yoko at 05:57| お知らせ

神戸日仏講演会そのU/ Conférence à l'Association franco-japonaise de Kobe(U)

また報告が遅れましたが、10月26日神戸日仏協会でデクヴェルト代表の松原容子が2回目の講演会をさせていただきました。
テーマはフランスの教育制度と子供支援の種類。日本ではまだまだよく理解されていないグランゼコールについても言及。そのシステムや社会とのかかわりなども実例をとりながらお話ししました。


今回はラウンドテーブル式のセミナー形式をとり、できるだけ具体的な例や実際に経験した事実を取り入れて話すことを心がけました。特に数字については統計の取り方でかなり差が出てくるので、公式発表のものと、筆者がフランス人の友人から得たものを比較するようにしました。テーマに強い関心をもっていた参加者が多かったせいか突っ込んだ話し合いができたのは何より嬉しいことでした。

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次回は3回目の最終回で、11月16日(金)13時30分から始まります。
テーマはフランスの「おもしろさ」です。ただし一概にフランスはおもしろいと言っても奥は深いです(奥が深いからおもしろいのですが!)

日仏協会のチラシにには次のようにご案内しています。
「フランスのおもしろさ」はと聞かれると、筆者は「知・美・胃・遊・感性の融合」と答えてしまいます。
それらの根底を流れるのは、自由の精神と遊び心でしょうか。しかもきちんとした理論性も見せてくれます。
この回ではこういう相反するような特性を、日常生活および文学やシャンソン、アートとのかかわり等をとおして探り、シリーズのまとめとしたいと思います。

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(06-11-2018 Ecole de francias Découverte)


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posted by yoko at 03:43| 日記